午年には馬を祭る神社を参拝しよう!

記事に広告を含みます

午の神社

馬は、奈良時代の『続日本紀』に「神の乗り物」としての馬、神馬(しんめ、じんめ)を奉納していたと記されているほど、神様に近い生き物と扱われたこともありました。神社でお願い事を書き込む「絵馬」は本物馬を奉納する代わりに、平安時代から絵の馬になったものなのです。

絵馬はどこの神社にもありますが、ここでは馬を祀っている神社を調べてみました。
午年の開運に足を運んでみてはいかがでしょう。

賀茂神社かもじんじゃ

『馬の聖地』として全国的に知られている神社です。今から1350年ほど前の天智天皇の頃、日本で初めての国営の放牧場に創建されました。

当時から馬の守護神として、日本の馬の聖地として、信仰されている。その後、聖武天皇が、陰陽道の祖と仰がれた「吉備真備(きび の まきび)」に命じ、日本の災厄を封じ、 人々の幸せを祈るために賀茂大神を迎え創建されたそうです。

所在地:滋賀県近江八幡市加茂町1691番地
TEL.0748-33-0123

https://kamo-jinjya.or.jp/

馬乗観音うまのりかんのん

子宝パワースポットとして人気の観音様。 標高約500mの馬乗山の山頂にあり、十一面千手観音を祭るお堂は、長久2年(1041年)に建てられたもの。

瀬戸内海、四国連峰を望むことができる。授け・安産の観音様として 有名で、全国から子宝を希望する方が訪れるそう。

所在地:広島県福山市山野町
084-974-2077 

https://www.kankou.pref.hiroshima.jp/fukuyama/spot/0401.html

氣比神社きひじんじゃ

江戸期に、盛岡南部藩最大の藩営牧場である木崎野牧があった場所で、古くから馬を祀る神社として有名。境内では、馬を中心とした家畜の安全無病息災を願う絵馬が売られており、県内外からの参拝者でにぎわいます。

むかしの交通手段であった馬から、近年では交通安全の神様としても人気があります。

所在地:青森県上北郡おいらせ町上久保
0178-56-2591

https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000399.html

藤森神社

競馬好きには有名な神社です。平安遷都以前から祀られているとても古い神社で、朝廷から武家、庶民の幅広い層に崇敬される歴史ある社。

今から約1800年前に、神功皇后によって創建された皇室ともゆかりの深い古社で、本殿は正徳2年、中御門天皇が建設しました。

特に菖蒲の節句発祥の神社としても知られ、今日では勝運と馬の神様として、競馬関係者(馬主・騎手等)、また、競馬ファンの参拝者でにぎわっている。

所在地:京都市伏見区深草鳥居崎町609
075-641-1045

https://www.fujinomorijinjya.or.jp/

—–馬の名前の付いた神社は数多くありますが、馬そのものを信仰している神社は見かけませんでした。馬は主役になるというより、神様を乗せる、と言う執務をひたすらこなす誠実で従順な生きものなのだからかもしれません。

競馬を見ても、ジョッキーを乗せてひたむきに走る姿には心打たれます。
馬もまた、愛すべき生きものですね。

コメント