干支(十二支)にはそれぞれに守り神の「守護神」があり十二支守護本尊として知られています。そして干支には守護石もあります。
ここでは守護石のいわれと各干支の守護石を紹介します。
守護石とは
いまの時代に”パワーストーン”と呼ばれる天然石の歴史は、平安時代から鎌倉時代にはやった浄土経典である『**無量寿経』に載っている、金・銀・瑠璃(るり)・珊瑚(さんご)・琥珀(こはく)・硨磲(しゃこ)・瑪瑙(めのう)の「七宝」までさかのぼります。
西暦800年ごろにはすでにパワーストーンと人は関わっていたことになります。
その昔は「七宝」の中から選ばれていた守護石はいつしか守り本尊のご神体色、十二支のもつ色の意味かどから各干支の”守り色”なり、各色の天然石(パワーストーン)が守護石にするようになってきたと考えられています。
**「無量寿経」(むりょうじゅきょう)とは、大乗仏教の経典の中のひとつで、原題を『スカーヴァティーヴューハ』(極楽の荘厳という意)といいます。 大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。
「乗」は「乗る」という意味で、どんな人でも信仰があれば苦しみを乗り越えて行きぬき救われる、という意味があります。また、自分よりも衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救うことを優先し、自分が救われるかどうかは仏に任せるという考え方です。
各干支(十二支)の守護石と付随情報
それぞれの干支の守護石と付随する情報を紹介します。守護石については別ページでくわしく紹介しています。
子(ねずみ)年生まれ
守護石:アンバー(琥珀)、トパーズ
方角:北
方角の色:白・ピンク
守り本尊:千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)
丑(うし)年生まれ
守護石:パール(真珠)、ムーンストーン
方角:北北東よりやや南寄り
方角の色:白
守り本尊:虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)
寅(とら)年生まれ
守護石:タイガーアイ、キャッツアイ
方角:北東等よりやや北寄り
方角の色:赤・白・黄
守り本尊:虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)
卯(うさぎ)年生まれ
守護石:ジェイド(翡翠)、エメラルド
方角:東
方角の色:赤・白・青・紫
守り本尊:文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
辰(たつ)年生まれ
守護石:カーネリアン、ガーネット
方角:東南東よりやや南寄り
方角の色:だいだい・緑・黄・赤
守り本尊:普賢菩薩(ふけんぼさつ)
巳年(へび、み)年生まれ
守り本尊:黒真珠、オニキス、ヘマタイト
方角:南南東よりやや北寄り
方角の色:赤・白・青・紫
守り神:普賢菩薩(ふけんぼさつ)
午(うま)年生まれ
守護石:サードオニキス、ルビー
方角:南
方角の色:赤・緑・白・黄
守り本尊:勢至菩薩(せいしぼさつ)
未(ひつじ)年生まれ
守護石:紅珊瑚、インカローズ
方角:南南西よりやや北寄り
方角の色:緑・黄・黒・紫・茶
守り本尊:大日如来(だいにちにょらい)
申(さる)年生まれ
守護石:クリスタルクォーツ(水晶)、オパール
方角:西南西よりやや南寄り
方角色:茶・緑・紫
守り本尊:大日如来(だいにちにょらい)
酉(とり)年生まれ
守護石:シトリン、イエローアゲート
方角:西
方角の色:黄・ピンク・赤・白
守り本尊:不動明王(ふどうみょうおう)
戌(いぬ)年生まれ
守護石:ラピスラズリ、サファイア
方角:西北西よりやや北寄り
方角の色:赤・黄・紫(やや北よりなので青も)
守り本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)
亥(いのしし)年生まれ
守護石:紅翡翠、ローズクォーツ
方角:北西よりやや北寄り
方角の色:黄・赤・白・茶(やや北寄りなのでピンクも)
守り本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)
守護石につていのQ&A
守護石(パワーストーン)についての質問集です。
Q:守護石と誕生石のどちらも持っていていいですか?
A:かまいません。
自分が持っておきたい、気になる、と感じた石を持てばいいので、「誕生石」とか「守護石」とかくくりをせず気になった石を手元に置きましょう。組み合わせの相性はありますが、これとこれを合わせると運が悪くなる、なんてことはありません。
Q:おみくじについている守護石は一年経ったらどうすればいいですか?お守りのように返却するのですか?
A:キープしておいていいです。
でもどうしても気になるなら、おみくじを引いた神社などに守護石をどうすればいいか聞いてみるといいでしょう。
Q:守護石はちがう種類をいくつも持っていてもいいですか?
A:自分が持ちたいと思ったら持っていていいです。石同士が反発する、なんてことはありません。
Q:守護石を人にプレゼントしてもいいですか?
A:守護石(パワーストーン)の効果といわれるのは見えない世界の話です。なので「見えない世界を信じない」人には上げない方が無難かと思われます。プレゼントをしたい人が不思議な世界や目に見えない世界を信じていると確信できるのなら、プレゼントしてもいいかもしれません。
Q:守護石の色が変わったような気がしますが?
A:天然石の性質によって、太陽の光で色があせたり鮮やかさが減ってしまうものもあるようです。
「エネルギーが減った」などという観点からは本サイトでは分かりません。買い求めたお店にたずねてみてはいかがでしょう。
Q:守護石はほんとうに自分を守ってくれますか?
A:守護石を持つことで心理的に応援されている、見守ってもらっている、味方がいる、という心強さが生まれてきます。その中であなた自身が心にしっかりとした芯を持つことができ、成就したいことや問題に毅然と立ち向かう強さを持つことができます。
守護石を持つことで自分で自分を守ることができます。しかしそこには本当に守護石のパワーやエネルギーがあなたを後押しをしてくれているかもしれません。
おまけ:次ごとの誕生石と星座ごとの石
月ごとの誕生石と星座の石を紹介します。守護石と合わせてチェックしてみてくださいね。
生まれ月の誕生石
【1月】ガーネット/ローズクォーツ
【2月】アメジスト/オニキス
【3月】アクアマリン/ジッドジャスパー
【4月】ロッククリスタル/ダイヤモンド
【5月】ジェイダイト(ヒスイ)/エメラルド
【6月】ムーンストーン/真珠
【7月】カーネリアン/ルビー
【8月】アベンチュリン/ペリドット
【9月】ラピスラズリ/サファイア
【10月】オパール/トルマリン
【11月】タイガーアイ/トパーズ
【12月】トルコ石/ジルコン
星座(十二宮)ごとの石
【みずがめ座】タイガーアイ/トルコ石
【うお座】アメジスト
【おひつじ座】レッドジャスパー/レッドカーネリアン
【おうし座】オレンジカーネリアン/ローズクォーツ
【ふたご座】シトリン/タイガーアイ
【かに座】グリーンアベンチュリン/クリソプレーズ
【しし座】ロッククリスタル/ゴールデンクォーツ
【おとめ座】イエローアゲート/イエローシトリン
【てんびん座】オレンジシトリン/スモーキークォーツ
【さそり座】ブラッドレッドカーネリアン/サード
【いて座】ブルークォーツ/カルセドニー
【やぎ座】オニキス/キャッツアイクォーツ
干支の守護石 まとめ
あなたの干支に該当する守護石(パワーストーン)を手にすることによって、病気や災害、災難(人間関係やお金関係など)から身を守ってくれるとされています。
また守護石(パワーストーン)と干支(十二支)の梵字と合わせてを持つと、各種祈願成就によいとされ、開運をもたらすともいわれています。
自分の干支の守護石を身につけて運気アップをはかりましょう!